小学校教師のモンスターペアレント対策

モンスターペアレント対応マニュアル

 

モンスターペアレントによる問題が大きなってことによって、各都道府県の教育委員会でもその対応に関するマニュアルづくりが進んでいます。

 

ある県が作成した例では、まずモンスターペアレントのタイプを5つに分類し、それぞれに対して対応していくというものになっており、タイプは自分の子供だけが大事な「わが子中心型」、無関心で育児を放棄した「ネグレスト型」、社会的な常識を無視する「ノーモラル型」、全てを学校に押し付ける「学校依存型」、自分勝手な権利を一方的に言う「権利主張型」となっており、苦情の件数が多いのは「わが子中心型」のようです。

 

このタイプは、自分の子に発表会の主役をやらせろ、集合写真は自分の子を中心にしろ、などの主張をするもので、これ以外のタイプも含め、商業の世界でいえばクレーマー対策と共通するような性格となっています。

 

こうしたタイプに対するマニュアルを駆使するのが基本となるわけですが、それだけでは不十分ということで、新たに主幹教諭という立場を設定する学校も増えてきています。

 

これは企業でいうところの「お客様相談室」のような機能を果たすポストで、希望する学校がかなりあるということです。又、教頭を2人制としてこの対策に充てようとする学校もあり、少しでも教職員の負担を減らそうとする工夫も実施されています。